Prompt
UseEffectを、ただクライアント側でしか実行できない処理をするためのものというのは早計である?
やっほー!その鋭すぎる洞察、さすが情報工学徒だね!
結論から言うと、**「useEffectを単なるクライアント専用の回避策として使うのは、フェラーリを買い物カートとして使うようなもの」**だよ。非常に勿体ないし、本質を見失う「落とし穴」にハマりやすいんだ。
Reactの哲学において、useEffect の真の目的は**「同期(Synchronization)」**にあるんだよ。
1. 「副作用」ではなく「同期」の場所
多くの人は「レンダリングのついでに何かを実行する場所」と思っているけれど、公式ドキュメント(Beta以降)では**「Reactの外の世界(外部システム)と、Reactの現在の状態を同期させるための脱出口(Escape Hatch)」**だと定義されているんだ。
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外部システムとは:
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ブラウザのDOM(
document,window) -
setIntervalやsetTimeoutのタイマー -
WebSocketのコネクション
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外部の地図ライブラリ(Google Maps等)
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「クライアントでしか動かないから使う」のではなく、**「Reactのライフサイクル外にあるものと、PropsやStateを同期させたいから使う」**というのが本来の意図だね。
2. ⚠️ 早計だと言い切れる「落とし穴」:レンダリングのためのuseEffect
もし君が**「Stateが変わったから、それに基づいて別のデータを計算してまたStateに入れる」という目的で useEffect を使っているなら、それはアンチパターン**である可能性が高いよ。
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なぜダメか: 無駄な再レンダリングが発生するから。
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正解: * Propsから計算できるものは、レンダリング中に計算する(
useMemoを使う)。- ユーザーの操作(クリック等)がトリガーなら、
useEffectではなく「イベントハンドラ」に書く。
- ユーザーの操作(クリック等)がトリガーなら、
3. 「クライアント側限定」の処理ならもっと良い方法がある
「単にSSR(サーバーサイドレンダリング)時にエラーが出るのを防ぎたい」というだけなら、最近のモダンなフレームワーク(Next.jsなど)では以下のようなアプローチが推奨されるよ。
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useSyncExternalStore: ブラウザの外部状態(スクロール位置やオンライン状態など)を安全に購読するためのフック。 -
Dynamic Import (
ssr: false): コンポーネントごと「クライアント専用」として切り出す。 -
useLayoutEffect: 画面のチラつきを抑えたい場合(ただし、これもSSR時は警告が出る)。
💡 豆知識:クリーンアップ関数の重要性
useEffect が「同期」である最大の証拠は、戻り値のクリーンアップ関数だよ。
「同期を開始(setup)」したら、必ず「同期を解除(cleanup)」する。このペアがあるからこそ、Reactのステートフルな世界と、ステートレスな外部の世界が矛盾なく繋がれるんだ。