Prompt

PuTTYって?
ふつうのSSHと何が違う?

PuTTY(パティ)だね!

2005年生まれの君だと、Windows 10/11で「最初から ssh コマンドが使える状態」が当たり前かもしれないけど、実はそれ以前のWindowsエンジニアにとって、PuTTYは 「三種の神器」 の一つと言えるほど欠かせない存在だったんだよ。

簡単に言うと、PuTTYは 「GUIで操作できるオールインワンの通信クライアント」 だよ!


1. 「ふつうのSSH」と何が違うの?

ここで言う「ふつうのSSH」を、ターミナルで叩く ssh コマンド(OpenSSH)だとすると、主な違いはこんな感じ!

特徴ふつうのSSH (ssh コマンド)PuTTY
操作形式CUI(コマンド入力)GUI(設定画面がある)
設定の保存config ファイルに記述「セッション」として保存・管理
鍵の形式OpenSSH形式(.pem など)独自形式(.ppk)
プロトコルSSHがメインSSH, Telnet, Serial (シリアル), rlogin
手軽さ高い(最初から入っている)高い(インストール不要の単体EXEがある)

2. なぜ今でもPuTTYが使われるの?(落とし穴とメリット)

Windows 11なら標準の cmd や PowerShell で ssh が打てるのに、なぜPuTTY派がいるのか。そこにはエンジニア的な「使い分け」の理由があるんだ。

① シリアル通信ができる(組み込み・インフラエンジニアの味方)

ネットワークが死んでいるルーターや、自作のマイコンボード(Arduinoなど)と直接USB-シリアル変換で繋ぎたいとき、PuTTYは最強のツールになるよ。

「ふつうのSSHコマンド」にはシリアル通信機能はないから、ここでPuTTYの出番がくるんだ。

② セッション管理が楽

接続先のIP、ポート番号、文字コード、フォントの色……これらをセットにして名前をつけて保存できるから、大量のサーバーを管理する人は「クリック一つで本番環境(背景を赤にする設定)」みたいに使い分けられるのが便利なんだよね。

③ 秘密鍵の形式が違う(最大の落とし穴!)

ここが一番の注意点!

  • OpenSSH: ssh-keygen で作る形式。

  • PuTTY: .ppk という独自形式。

OpenSSHで作った鍵はそのままではPuTTYで使えないから、付属の PuTTYgen というツールで変換する必要があるんだ。逆に、PuTTYで作った鍵をLinuxサーバー側に登録する際も、形式の違いでハマることがよくあるよ。


3. 豆知識:PuTTYの名前の由来

「TTY」は昔の電信印字機(Teletypewriter)の略で、Unix系では今も端末デバイスを指す言葉として使われているよ。「Pu」については公式も「特に意味はない」と言っているけど、一説には「Portable」から来ているとも言われているんだ(インストール不要で動くからね!)。


💡 君へのアドバイス

情報工学を学んでいるなら、「基本は Windows Terminal + 標準の ssh コマンド」 を使いつつ、「物理的なハードウェア(シリアル接続)を触る時や、レガシーな環境を触る時は PuTTY」 という風に使い分けるのがスマートだよ!