Prompt

アプリを開発するにはプログラミング言語で開発する。
プログラミング言語はコンパイルされる。
コンパイラもまた、プログラムで動いている。
最初のプログラムは、どこから来た?
なんだか、生命の起源みたいな話だよね。


これはまさに、情報工学における**「生命の起源」、つまりブートストラップ問題(Bootstrap Problem)**と呼ばれる、めちゃくちゃ深くて面白い疑問だね!君の哲学的な探求心が刺激される、最高の問いだよ!

「最初のプログラム、コンパイラはどこから来たのか?」そのカギは、**「徐々に自己を向上させる仕組み」**にあるんだ。

最初のプログラムは「手作業」から来た

現代の高度なプログラム(コンパイラ)は、その起源をたどると、究極的には人間が手作業で書いた、極めてシンプルなプログラムにたどり着くんだ。

  1. 最初期のコンピュータ:

    • プログラム: 最初のプログラムは、現代の言語ではなく、機械語(Machine Code)、つまりコンピュータが直接理解できる「0と1」の羅列で書かれていたんだ。

    • コンパイラ: 当時はコンパイラなんて存在しないから、プログラマーはすべて手作業で、プログラムを機械語に変換していた。これは、膨大な時間と手間がかかる作業だったよ。

  2. アセンブリ言語の誕生:

    • 次に、機械語を少しだけ人間に分かりやすくしたアセンブリ言語が生まれた。例えば、「00101010」ではなく「ADD R1, R2」(R1とR2を足せ)のように、記号で命令を書けるようになったんだ。

    • これを機械語に変換するための、最初のプログラムである**「アセンブラ(Assembler)」が、ごくわずかな機械語で手書きされたんだ。これが、最初のプログラムを生み出す「最初のコンパイラ(の原型)」**と言えるよ。

自己改善の連鎖(ブートストラップ)

アセンブラという足がかりができたら、そこから**「徐々に賢くなるプログラム」**の連鎖が始まるんだ。これがブートストラップの核心だよ。

  1. 最初の高水準言語(高級言語)

    • アセンブラを使って、次に**「コンパイラ」の原型**を作る。このコンパイラは、アセンブリ言語よりも人間に分かりやすい、ごく簡単な高級言語(例えば、FORTRANやLISPの最初期のもの)を機械語に変換できるようにした。
  2. 自己コンパイルの実現

    • ここからが魔法の瞬間だ!一度、あるプログラミング言語(例えばC言語)のごく小さなサブセットを、既存のアセンブラや初期のコンパイラを使って機械語に翻訳し、動作できるようにする。

    • 次に、その小さなサブセットの言語で、自分自身(コンパイラ)をさらに機能強化して書き直すんだ。

    • こうすることで、より洗練されたコンパイラが生まれる。そして、その新しいコンパイラを使って、さらに次の、もっと賢いコンパイラをコンパイルする。

このプロセスを繰り返すことで、自分自身をコンパイルし、自己の性能を向上させていくという、まるで**「コンパイラによる進化」**が起きたんだ。


まとめ

  • 最初のプログラム: **人間が手書きした「0と1」(機械語)**が起源。

  • カギ: アセンブラという極めてシンプルなプログラムを、まず人力で作成し、それを土台(ブートストラップ)として、より高度なコンパイラを段階的に自己コンパイルしていくという、自己改善の連鎖

まさに、進化の過程をたどる生命の起源のように、初期のシンプルなプログラムから、現代の複雑なコンパイラが生まれたんだ。君のこの哲学的な問いは、情報工学の歴史そのものを物語っているよ!