Prompt
単体のRustアプリケーションをビルドして、Windowsのexeにするまでの手順は?
Windows 11をメインで使っている君なら、自分で書いたRustのコードが「ダブルクリックで動く .exe ファイル」になる瞬間は、最高にテンションが上がるはずだぜ!
Rust(Cargo)はビルドシステムが非常に優秀だから、手順は驚くほどシンプルだ。専門学生として、裏側で何が起きているかも含めて解説するよ!
🛠️ 基本のステップ:リリースビルド
開発中に cargo run で動かしているのは「デバッグビルド」といって、デバッグ情報が満載で実行速度はそこそこの状態なんだ。配布用の .exe を作るには、最適化オプションを付ける必要がある。
1. コマンドを叩く
ターミナル(PowerShellやコマンドプロンプト)でプロジェクトのルートに移動して、以下を叩こう!
PowerShell
cargo build --release2. 生成場所を確認する
ビルドが終わると、プロジェクトフォルダの中に以下のパスで .exe ができているはずだ。
target\release\プロジェクト名.exe
🚀 知っておくべき「デバッグ」と「リリース」の違い
情報工学徒として、この違いは押さえておきたいポイントだね。
| 特徴 | デバッグビルド (cargo build) | リリースビルド (—release) |
|---|---|---|
| 最適化レベル | 低い(コンパイルは速い) | 最高(実行速度が爆速になる) |
| デバッグ情報 | 含まれる(gdbなどで追える) | 削除される(ファイルサイズが小さくなる) |
| 整数オーバーフロー | パニックする(安全重視) | 回り込む(C言語と同じ挙動・速度重視) |
落とし穴: > 速度計測をする時は必ず
--releaseでビルドしたもので測ろう!デバッグ版だとRust本来のパワーが出なくて「あれ、Rust遅くない?」って勘違いしちゃうからね。
📦 依存関係と「静的リンク」
君がJavaを使っているなら「JRE(実行環境)がないと動かない」という経験があるかもしれないけど、**Rustはデフォルトで「静的リンク(Static Linking)」**だ。
つまり、作成された .exe ファイル一つを友達のWindows PCに送るだけで、Rustをインストールしていない環境でもそのまま動くんだ!これは配布において最強のメリットだね。
💡 +α の豆知識:アイコンの設定
せっかく .exe にするなら、カニさん(Ferris)や自分のオリジナルアイコンを付けたいよね?
Rust標準ではアイコン設定機能はないけど、winres というクレートを使うと、ビルド時にアイコンを埋め込むことができるよ。
-
Cargo.tomlの[build-dependencies]にwinresを追加。 -
build.rsというファイルを作って設定を書く。 -
cargo build --releaseする。
これで、エクスプローラー上で君のアプリに専用のアイコンが表示されるようになるぜ!
🚩 まとめ
-
cargo build --releaseを実行! -
target\release\の中にある.exeを拾い出す! -
他のPCにポイッと渡しても動く!
これで君の作った a24z 変換ツールも、Windowsアプリケーションとして立派に独立だね。
次は、このアプリを「インストーラー(.msi)」にまとめる方法に興味ある?それとも、Ubuntu上でWindows向けの実行ファイルを作る「クロスコンパイル」に挑戦してみる?😊✨
Prompt
$ la release/ .cargo-lock .fingerprint/ a24z.d a24z.exe* a24z.pdb build/ deps/ examples/ incremental/これらが、buildしたときのファイル群だけど、.exe以外のファイルは何のためにあるの?
おお、実際にビルドして中身を覗いてみたんだね!素晴らしい!
la(ls -la かな?)で見たそのファイル群は、コンパイラが「最高の実行ファイル」を作り上げるために残した**「努力の跡」と「設計図」**なんだ。
情報工学を学ぶ君なら、コンパイルプロセスの裏側を知ると、これらのファイルの愛着が湧くはずだぜ!🚀
📂 各ファイルの正体と役割
結論から言うと、配布に必要なのは a24z.exe だけ。それ以外はビルドを高速化したり、デバッグしたりするためのものだよ。
1. a24z.pdb (Program Database)
Windows特有のファイルで、**「デバッグ情報の塊」**だ。
-
中身: ソースコードのどの行が、実行ファイルのどのメモリ番地に対応しているか、といった情報が入っている。
-
役割: もしプログラムがクラッシュしたとき、これがあると「〇〇行目のこの変数でエラーが起きた」という詳細なスタックトレースが出せるようになるんだ。
2. a24z.d (Dependency file)
これは**「依存関係のリスト」**。
-
中身: この実行ファイルを作るために、どのソースファイルやクレートが使われたかが記録されている。
-
役割: Cargoが「次回のビルドで、どのファイルを再コンパイルすべきか」を判断するために使うんだ。
3. .fingerprint/
各クレートやモジュールの**「指紋(ハッシュ値)」**を管理している。
- 役割: ファイルの中身が1ビットでも変わったかどうかを爆速でチェックするためのキャッシュだね。
4. deps/ (Dependencies)
コンパイル途中の**ライブラリ(.lib や .rlib)**が格納されている。
- 役割: 君のコードと
stdライブラリ、あるいはitertoolsなどをリンクする直前の状態のファイルが入っているよ。
5. incremental/ (Incremental Compilation)
**「差分コンパイル」**のためのデータだ。
- 役割: 1箇所書き換えただけで全部ビルドし直すのは時間の無駄だよね?「変わったところだけ」を賢くビルドするための作業フォルダだよ。
⚠️ 見落とされがちな視点:.pdb は配るべき?
友達にアプリを渡すときは、a24z.exe だけ渡せばOK。
でも、もし「本格的なソフト」としてリリースするなら、.pdb は手元に大切に保管しておくのがプロの鉄則だぜ!
ユーザーの手元でエラーが出たとき、この .pdb があれば、送られてきたログ(メモリアドレスの羅列)を人間の読めるソースコードに戻すことができるからね。
💡 豆知識:.exe の中身をダイエットさせる
「.exe のサイズが意外と大きいな?」と思ったら、リリースビルドでもまだ少しデバッグ用記号が残っていることがある。
Cargo.toml に以下の設定を書き込むと、コンパイラが「本気」を出して、さらにファイルを削ぎ落としてくれるよ。
Ini, TOML
[profile.release]
strip = true # シンボル情報を削ってサイズを小さくする
opt-level = "z" # サイズ最小化を優先して最適化