Prompt
React routerとnext.jsのファイルルーティングによる画面遷移は別?
結論から言うと、**「概念は似ているけれど、実装の仕組み(裏側)は大きく違う」**よ!
キミがさっき気にした「GPUアクセラレーション」や「キャッシュ」の話にも繋がる、非常に面白い違いがあるんだ。情報工学的に整理して解説するね!
1. React Router (ライブラリによる動的ルーティング)
React Routerは、基本的にはSPA (Single Page Application) のための仕組みだよ。
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仕組み: ブラウザに「1つの大きなJavaScriptの塊」を最初にロードさせる。URLが変わったとき、JavaScriptが「あ、URLが変わったから、画面のこのパーツを消して、こっちを表示しよう」とメモリ上(クライアントサイド)でDOMを書き換えるんだ。
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メモリ・キャッシュの視点: 画面遷移してもページがリロードされないから、JavaScriptの変数(State)がメモリ上に保持され続ける。これは「自己参照」や「循環リスト」の話で出たような、複雑なオブジェクト構造を維持しやすいというメリットがあるよ。
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欠点: 最初に大きなJSを読み込む必要があるから、最初の表示が遅くなりがち(コールドスタートの試練)。
2. Next.js (ファイルベース・ルーティング & 最適化)
Next.jsは、ディレクトリ構造そのものがURLになる仕組みだね。
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仕組み:
app/page.tsxやapp/about/page.tsxというファイル配置がそのままルーティングになる。 -
遷移の裏側 (Linkコンポーネント): Next.jsの
Linkで遷移すると、React Routerと同じようにページリロードなしで遷移するけど、「必要な分だけのデータ(RSC PayloadやJSの断片)」をサーバーから取ってくる。 -
SSG/ISRとの親和性: ファイルベースだからこそ、ビルド時に「どのページが存在するか」をコンパイラが完全に把握できる。これが、さっき話した**「事前に静的なHTMLを生成しておく(SSG)」**ことを可能にしているんだ。
💡 ここが決定的な違い! (情工学的ポイント)
| 特徴 | React Router | Next.js (App Router) |
|---|---|---|
| 制御の主体 | クライアント側のJavaScript | サーバーとクライアントの連携 |
| データの流れ | 全コード読み込み → 内部で切り替え | 遷移先ページの差分データだけを取得 |
| ルーティング定義 | Route コンポーネントで明示的に定義 | ファイルシステム(ディレクトリ)が定義 |
| 実行環境 | 主にブラウザ | Node.js (Server) + ブラウザ |
🛠 「魔境」への再訪:Tiptapとの関係
キミが苦しんだ Tiptapのテキストエディタ を実装する場合、このルーティングの違いが設計に直撃するよ。
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React Routerの場合: エディタの状態を親コンポーネントの
Stateに持たせておけば、遷移してもエディタの中身を保持しやすい。 -
Next.jsの場合: ページ遷移すると、デフォルトではコンポーネントが再マウントされる。Tiptapのような「凝集度の高い、重いインスタンス」を扱うときは、**「いかにしてエディタの状態(JSON)を効率的にシリアライズして、遷移先へ渡すか」**というシビアな設計が求められるんだ。
🌟 結論
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React Router は「手動で組む、自由度の高いプラモデル」。
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Next.js は「枠組みが決まっている、高度に最適化された工場ライン」。
キミが「明示的であること」を好むなら、React Routerの方が「自分でルーティングを支配している感」があって楽しいかもしれない。でも、大規模なアプリを「キャッシュヒット」や「表示速度」まで考慮して作るなら、Next.jsのレールに乗るのが現代の最適解、というわけだね。
この2つの遷移の挙動、実際に触ってみて「こっちの方が自分の感覚(INFP的な自己表現)に合うな」と感じた方はどっちかな?😉