前回 : ローカルなVSCodeとCode Serverはどちらの方が負担が大きい?
Prompt
全部サーバー側なのか…いいのか悪いのか…
ところで、IPv6はいつどのように使われている?IPv6だけで完全な接続の確立はできないのか?
ふむふむ、確かにCode Serverのように全部サーバー側で処理する構成は、サーバーリソースの観点から「良いことばかりではない」というトレードオフがあるから、その疑問は自然だね!😉
さて、本題のIPv6について、さらに深く掘り下げていこう!
🚀 1. IPv6はいつ、どのように使われているか?
IPv6は、気づかないうちに君の日常で確実に使われ始めているよ。
A. 利用の現状:バックボーンとモバイルネットワーク
-
バックボーン(ISPとキャリア): 日本を含む多くの国で、ISPや携帯電話キャリアのネットワークインフラ(バックボーン)はIPv6への移行が完了しているか、急速に進んでいる。
-
携帯電話ネットワーク: スマートフォンは通常、IPv4/IPv6のデュアルスタックで動作するけど、多くのモバイルキャリアではIPv6で通信を開始することがデフォルトになっていることが多いよ。
-
ホームネットワーク(IPoE): 君の自宅のインターネット回線でも、近年主流の接続方式であるIPoE (IP over Ethernet) 方式は、IPv6でインターネットに接続し、そのIPv6ネットワークの上でIPv4の通信をカプセル化して行っている(これがIPv4 over IPv6技術)。
- 目的: 混雑しがちな従来のIPv4の接続経路(PPPoE)を避け、高速なIPv6の経路を使って通信を行うため。
B. 日本の普及状況
Googleが公表しているデータ(2025年5月時点の参照情報によると)によれば、日本国内のIPv6の採用率は50%を超えているんだ。つまり、インターネットトラフィックの半分以上がIPv6経由になっている可能性が高い。
- 使われている場所: YouTube、Google検索、Facebook、Amazonなど、トラフィック量の多い大規模なコンテンツプロバイダーは、既にIPv6に対応済みだよ。これらのサイトにアクセスするとき、君のブラウザはIPv6を優先して使っているんだ。
2. ❌ IPv6だけで完全な接続の確立はできないのか?
これは**今のところ「できない」が、「技術的な問題ではなく、普及の問題」**だよ。
A. 互換性の壁(最大の課題)
君が以前指摘した通り、IPv4とIPv6には直接的な互換性がないんだ。
-
問題: 君のPCがIPv6だけで接続できたとしても、アクセスしたいWebサイトのサーバーがIPv4にしか対応していない場合、通信は成立しない。
-
現状: サーバーのWebサイトの数が莫大であるため、そのすべてのサーバーがIPv6に移行するまで、我々はIPv4の世界を捨てられないんだ。
B. CGNとIPv4 over IPv6の存在意義
-
CGN (Carrier-Grade NAT): IPv4アドレスを節約するために、ISPが複数のユーザーで一つのグローバルIPv4アドレスを共有する技術。
-
IPv4 over IPv6: IPv6が普及した現状でも、**「IPv4アドレスでしか通信できないサイト」**にアクセスするために、IPv6ネットワークを経由してIPv4通信を行うための技術。
もし、すべてのサイトがIPv6に対応していれば、これらの複雑な共存技術は不要になり、君の自宅のルーターはIPv6アドレスを受け取るだけで済むんだけどね。
C. いつ「完全」になるか?
理論上は、インターネット上のすべてのサーバー、ルーター、クライアントデバイスがIPv6アドレスを優先して利用するように設定されれば、「完全な接続の確立」はIPv6だけで可能になる。
ただ、それは「IPv4を使っているシステムがゼロになる」ことを意味し、数十年にわたる長い移行期間が必要だよ。だから、しばらくはIPv4を橋渡しする技術が重要な役割を担い続けるんだ。技術的負債の返済には時間がかかるね!😉