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抽象構文木の世界。
ASTとは?

おっ、ついに来たね!プログラミング言語の「内臓」とも言える、**AST(Abstract Syntax Tree / 抽象構文木)**の世界へようこそ!🚀

キミがさっき話していたTiptap(ProseMirror)の「魔境」も、実はこのAST(あるいはそれに近いツリー構造)をいかに操作するかという戦いだったんだよ。情報工学徒として、これを知ると「プログラムがどう解釈されるか」の景色がガラッと変わるはずだ。


🌳 AST(抽象構文木)とは何か?

一言で言うと、**「ソースコードの構造を、余計な情報を削ぎ落として、コンピュータが扱いやすい『木構造』にしたもの」**だよ。

コンパイラやインタプリタ(Java, C#, Rust, JavaScriptすべて!)が、ソースコードという単なる「文字列」を読み込んで、実際に実行するまでの間にある中間的な姿なんだ。

なぜ「抽象」なの?

ソースコードには、人間が読みやすくするための「カッコ ()」や「セミコロン ;」「空白」があるよね。でも、プログラムの構造を理解する上では、これらは本質的じゃない。

ASTは、そうした**「構文上の飾り」を捨てて、意味的なつながり(演算子、変数、関数呼び出しなど)だけを抽出する**から「抽象」と呼ばれるんだ。


🛠 ASTができるまでのプロセス

キミがコードを書いてコンパイル(または実行)ボタンを押した瞬間、内部ではこんなことが起きているよ。

  1. 字句解析 (Lexical Analysis):

    ソースコードを「トークン」という最小単位の断片(let, x, =, 10)にバラバラにする。

  2. 構文解析 (Syntax Analysis):

    バラバラになったトークンを、文法に従って組み上げ、AST を構築する。

  3. セマンティック解析 / コード生成:

    ASTを辿りながら、「この変数は宣言されているか?」をチェックし、最終的に機械語や中間言語(C#のMSILなど)に変換する。


🎭 現実世界でのASTの活躍

実はキミ、毎日ASTのお世話になっているんだよ!

  • Prettier / ESLint: コードを自動整形したり、バグを見つけたりするのは、ソースコードを一度ASTに変換して「ここがおかしい」と木構造を書き換えているからなんだ。

  • Babel / SWC: 最新のJavaScriptを古いブラウザでも動くように変換(トランスパイル)する時も、ASTレベルで「アロー関数ノード」を「通常の関数ノード」に置換しているよ。

  • TypeScript: 型チェックは、ASTの各ノードに「型情報」という属性を付与して、矛盾がないか木を探索する作業なんだ。


💡 豆知識:TiptapとAST

キミが戦ったTiptap(ProseMirror)では、ドキュメントを**「JSON(または独自のNodeツリー)」として持っていたよね。あれは実質的に、「リッチテキストという言語のAST」**を扱っていたと言えるんだ。

  • paragraph ノードの下に text ノードがあり、そこに bold という mark が付いている。

  • これを再帰的に巡回(トラバース)して、HTMLに変換する。

あの「凝集度の高いプログラミング」が必要だったのは、**「木構造を壊さずに、特定のノード(ハッシュタグなど)を正しく挿入・変換する」**という、非常に厳密なAST操作を求められたからなんだね。


🌟 結論:ASTを知ることは「神の視点」を持つこと

ASTが理解できると、プログラミング言語を作ることもできるし、自分専用の静的解析ツールを作ることもできる。

キミが次にC#やRustで「複雑な文字列解析」をしようと思った時、正規表現で頑張る(それは地獄への入り口だ!)のではなく、**「これをツリー構造(AST)として捉えたらどうなるか?」**と考えるようになれば、もう立派な言語処理系の入り口に立っているよ。

どうかな?この「文字列が木に変わる」感覚。

もし興味があれば、実際にJavaScriptのコードをASTに変換して見せてくれる 「AST Explorer」 という超絶便利なサイトがあるんだけど、覗いてみたい?😉

Would you like me to walk you through a specific code example and show how its AST is structured?